監督サッカー日記


2009-05-08 巡回指導

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_ 少年サッカーに大切なものは、サッカーを楽しむことです。楽しさにひとつは、自分の意志でプレーすること、ふたつめは、うまくなること、三つ目は、勝つことです。

_ 5月から県内の幼稚園にサッカーの巡回指導に行きます。


2009-05-09 FCレオパールド2年目のスタート

_ 昨年5月より活動を開始して、ちょうど1年が過ぎました。昨年初の公式戦の徳島県スポーツ少年団サッカー大会35回記念大会で初出場で井浦陽司主将が選手宣誓の大役を果たし、初戦で勝利を飾るなど出来すぎの1年でした。                            その後選手も増え、個々のサッカーに対するモチベーションも高まり、「自分で考えて判断してプレーする」というチームコンセプトにもとづき、選手たちは楽しみながら努力してきました。その成果を発揮する舞台の全日本少年サッカー大会が明日から始まります。日頃の成果を発揮して自分たちで考えてゲームをつくり、結果を出してくれたら最高です。日頃の練習でやるべきことをやれば必ず結果は付いて来ます。どんな試合をしてくれるか大変楽しみです。

明日は大変暑くなりそうで体が暑さに順応していないので体力も左右すると思いますので、各自体調管理をしてがんばって欲しいと思います。

今後とも試合結果などFCレオパールド、BrazilJSSの活動をお知らせしたいと思いますので、HPをごらんください。


2009-05-10 全日本少年サッカー大会開幕

_ 大会初日、試合会場へ着くなり車のドアに指を挟まれ出血、骨に異常はないみたいだがズキズキ痛み今日一日どうなることか不安なスタートとなりました。しかし、試合が始まるとこどもたちが痛みを忘れるほどのすばらしい試合をしてくれて、5対0の完勝で一回戦を突破しました。

スコアに比例して試合内容も非常に良く、攻撃面は守から攻へのすばやい切り替えからのカウンター、ドリブル突破、そして、サイドからの攻撃と多彩な攻撃で得点することができました。

きょうは決めるべき人が決めてくれたのがなによりの収穫でした。

守備では、個々のポジションでの守りの意識が徹底されて相手にほとんどチャンスを与えず、DF陣が無失点に抑えたのはりっぱでした。全体的にまだまだ課題はありますが、いい所を伸ばしつつ成長していきたいと思います。

暑い中、保護者のみなさん、そして、わざわざ応援に駆けつけてくれたOBのみなさんありがとうございました。二回戦は、5月31日(日)VS美馬FCです。応援よろしくお願いします。

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2009-05-12 平島こどもセンターに行ってきました

_ 5歳児男女60人余りを二班に分けて、鬼ごっこにはじまり手や足を使ってボールに慣れるトレーニングやドリブルをして、最後は男子チームと女子チームに分けてゲームをしました。   サッカーのゲームは初めてということで、攻めるゴール守るゴール関係なしにとにかく必死にボールを追いかける子、仲間とぶつかったり倒れたりして泣く子やその他いろんなこどもがいて楽しかったです。暑かったけど汗をいっぱいかきながら、ボールを追いかけてサッカーを楽しんでくれたようです。中には教え子のこどもとか知り合いの孫もいて、話もはずみました。

ふだんは5〜6歳児10人ぐらいの指導ですが、今回は多人数なのでうまくまとめられるか心配でしたが、担任の先生方にもいっしょにトレーニングしてもらったり、その他いろいろご協力いただき、なんとかうまく行ったと思います。

次回は来月6月16日(火)におじゃまする予定です。またいっしょに遊んでください。


2009-05-13 すべてのグランドが芝生だったら

_ 昨日は平島こどもセンターで土のグランドで幼児とサッカーを楽しみましたが、この年代は身体的に未熟でバランスが悪く転びやすいのが特徴です。転んですりきずをつくって泣いた子は運動が嫌いになるかもしれません。また、きょうは週一回のBrazilキッズの練習日でした。場所はコートベール徳島の多目的広場で芝生なのでいつもの如く体を投げ出して、こどもたちは思い切りサッカーを楽しんでいました。相手と衝突して倒れても泣くこともなく、すりきずひとつせずにすぐ起き上がってプレーします。教えないのにスライディングシュートもあり、六歳児とは思えないプレーの連続です。また来週も楽しみにやってくるでしょう。

日本の野外スポーツは、まだまだ土のグランドでするのがあたりまえになっていますが、土の上ではケガを恐れて動きが極端に制限され、ジュニア年代に養われるコーディネーション能力の発達に影響を及ぼしています。世界との差がこの辺にもおおいにあると思います。

日本のすべてのグランドが芝生になったら、運動嫌いのこどもたちも減り、スポーツに親しむ人が増えるのではないかと思います。そうなれば日本のサッカーも数年後には世界に肩を並べるようになると思います。その日が早く来ることを祈っています。


2009-05-14 ヴォルティス好調

_ 開幕戦からホームゲーム六試合すべて観戦しました。今季のヴォルティスは選手を大幅に入れ替えて、現在六位と絶好調です。特に試合内容は観ていてもおもしろく、安定感と期待感があり興奮させてくれます。

昨季と大きく違う点は、前線からのプレッシングや一対一の強さなど、選手全員に前に向かう意識と戦う姿勢がはっきり感じられるところです。個人でも個性を発揮していい選手がたくさんいますが、特に注目しているのは攻撃の中心である徳重選手のプレーです。彼にはベテラン選手にありがちなおごりがなく、手抜きをしないで常にボールに関わりひとつひとつ一生懸命全力でプレーする姿は、若手の模範となり観ている者にとっても感動を与えてくれます。

彼の良いプレーは前線で攻撃の起点となり決定的なチャンスをつくり、またFWがつくったスペースなど相手DFの嫌がるところに顔を出してみずからシュートを積極的に打つところです。そういう決定的なプレーを可能にするのも確かな技術と判断力によるものではないかと思います。それと忘れてならないのは攻撃だけでなく、前線からのプレッシングにはじまり、献身的な守備の意識が強いことです。ほとんどの得点に絡んでいる徳重選手のプレーと運動量には観客のひとりとして感動します。

ぜひ徳重選手のすばらしいプレーを多くの徳島のサッカー少年に生で観て欲しいと思います。

今年のヴォルティスには、少年の指導に携わっている私にとっておおいに勉強させてもらっています。長丁場のリーグ戦ですががんばって目標を達成してくれることを祈っています。


2009-05-21 ヴォルティスの練習を観てきました

_ 先週の金曜日にスポーツビレッジに練習を観に行きました。翌日が仙台とのアウェーの試合のため、着いた時には練習の半ばで、すでに、レギュラー組と二軍の紅白試合が始まるところでした。ボールを要求する声、味方への指示、コーチングの声などが全員から出て、今のヴォルティスの勢いがここでも感じられるほど白熱したゲームでした。

また二軍の選手もアピールするためレギュラー組に負けず劣らずいいプレーをしていました。特に小学生の時から知っている林選手もピッチ内を元気に走り回っていいプレーが見られ、昨年より成長したように思いました。早く試合に出られる日を待ってます。

今日、この日記を書いたのは、こういう選手を育てたいと、理想にしている徳重選手の練習の様子を知ってもらいたかったからです。

この日の徳重選手はベテランで翌日に試合が控えていることもあってか、紅白試合は出ませんでした。そして、レギュラー組は移動のため早めに練習を切り上げたのですが、二軍がゲームをしている横で、DFのダミーを二枚置いて登尾をFW役にして、コーナーキックの練習を始めました。

蹴ったボールはDFを狙ってその前でFWが合わせるイメージで蹴っているようでした。30分ほど黙々と蹴っていたように思います。スタッフに聞くと、いつも全体練習の後でFKとCKの練習をしているそうです。

そして、仙台戦の後のヴォルティスHPの試合ダイジェストの動画を見てみると、一点目の徳重選手のCKはまさに練習していたとおりの展開で、ゴール前のDFの前に蹴ったボールに羽地選手がDFの視界を遮るように入ってきて、ピタリと合わせてゴールしました。

それは、まさしく私が座右の銘としている「良い準備をすれば、必ず良い結果が得られる」ということが理想とする徳重選手から実証されたことは感動です。王様ジーコも本に書いていましたが、若い時はいつも全体練習の後に「ここの欠点を直したい」「ここはもっとうまくなりたい」と思うことに重点をおいて、居残り練習をしていたそうです。

練習でも試合でも、いろんな見方をすれば勉強になり、試合観戦も二倍楽しめると思います。時間があればできるだけ練習も観に行きたいと思います。


2009-05-23 長生小学校にフットサルの指導に行ってきました

_ 5月22日(金)に長生小学校で放課後に行うクラブ活動(名称いずみクラブ)があり、パソコン、将棋、琴などいろんなコースのうちフットサルコースの指導の要請があり、おじゃましました。

3〜4年生の女子6人を含む約28人の生徒で、フットサルがはじめての子どもたちの中にサッカーをしている子どもたちが混じって、蒸し暑い体育館の中で汗をいっぱいかきながら、約1時間フットサルを楽しみました。

まず、緊張をほぐす目的も兼ねて楽しい鬼ごっこから始め、手足でボ−ルを扱うトレーニングに移りましたが、手で扱うのはなんとかできたようですが、足になるとだいぶ苦労していたようです。それでも、みんな夢中でボールを蹴っていました。

そして、少しボールに慣れて来たところで、いちばん楽しみのフットサルゲームをしました。1チーム5人で6チームに分かれて、人数が足りない2チームに男の先生と女の先生が一人ずつ助っ人に入り、白熱したゲームが展開されました。どの子も一生懸命ボールを追いかけて、ドリブルでうまく相手をかわしたり、強烈なシュートを打ったりして、初めての子が多いわりには、ちゃんとしたフットサルのゲームになっていました。なかでも男の先生が、先生を忘れて子ども相手に本気でプレーしていたのが印象的でした。終われば全員汗びっしょりで、けがもなくフットサルを楽しんでくれたので安心しました。

また、来週もおじゃましますので、よろしくお願いします。


2009-05-26 昨日のヴォルティスの練習見学

_ 昨日はアカデミーの練習があり、その前の15:30からヴォルティスの練習があったので、早めにTSVに行き練習を見学しました。

ウォーミングアップからはじめ、ランニング、ステップワーク、パス、ドリブルなどを混ぜたサーキットトレーニングを行ない、次にペナルティーエリア二つ分のグリッド内で5対5のミニゲームに続いて、ハーフコートでの11対11で締めくくりました。

5対5のミニゲームでは、前節甲府に負けたこともあり、激しい監督の檄が飛んでいました。また次の対戦がセレッソなので、「セレッソは個人の技術が高いから、そんなゆるいプレッシャーでは軽くかわされるぞ!アプローチを早くしてガンガンプレッシャーをかけろ!」と個人名をあげて厳しい声が飛んでいました。

選手は狭いスペースの中で、玉際で激しくボ−ルを奪い合い、バシバシ体がぶつかりあう音が聞こえるくらい白熱した本番さながらのゲームでした。

早めのアプローチからプレッシャーをかけて相手の自由を奪い、そして、ボールを奪うことがテーマの練習のようでした。

昨年の練習とははるかに違いおもしろかったです。次のセレッソ戦が楽しみです。

練習終了後に林と片岡功二と話したら、二人とも体は良く動いて調子は良いそうです。林は九月に男の子が生まれるそうです。こどものためにも早く試合に出れるようにがんばれと激励して別れました。

そして、アカデミーの練習に移り、将来こどもたちがヴォルティスの選手たちのような技術が身につけられるように、選手のプレーをイメージしながら1対1でのボールコントロール、相手との駆け引きなどをメインテーマにこどもたちの指導にあたりました。

毎回のことですが、各地から集まったこどもたちが一生懸命練習に取り組んでくれるので、こちらもやりがいを感じます。こどもたちといっしょで毎週楽しみにTSVに通っています。


2009-05-29 ヴォルティス、首位セレッソ大阪に善戦

_ 強豪セレッソ相手に、激しいプレッシャーで相手のボールを奪い、すばやくサイド攻撃からゴ−ルを奪う戦略で、時間の経過を忘れるくらい緊迫した内容のあるおもしろい試合でした。

前半は、セレッソの早いプレッシャーと個人技に苦しみパスミスが多かったが、練習どおり個人がプレッシャーをかけ続け、相手の思い通りにさせずに前半を1対1で折り返した。

1対1のボールの奪い合いは迫力があり、大変見ごたえがあった。

そして、後半立ち上がりに右サイドから崩されて1対2とリードされたが、その後セレッソは引いて1点を守りに転じた。しかし、ほとんどヴォルティスの攻めの展開となったが、なかなかセレッソの堅いDFを崩せずシュートまで持ち込めなかった。

しかし、後半ロスタイムに入った頃に、前半からレフリーの未熟なジャッジのうっぷんがたまっていた美濃部監督が、一つのファールの判定に爆発し猛抗議の末退席となり、それをきっかけ

にヴォルティスの選手がレフリーに食って掛かる場面となった。そこで倉貫主将が冷静に選手を押さえてゲームに戻った。

そして、その直後のタイムアップ寸前に、麦田の深い位置からのクロスに後半途中出場の石田がヘッドでゴールに突き刺してドローに持ち込んだ。

まさしく作戦どおりサイドからの1点であり、麦田をスタートから辛抱強く使ったことが良かったと思う。

この1点がなかったら後味の悪い試合になっていたが、決まった瞬間は大歓声とともに鳥肌が立った。

まさに選手とサポーターがひとつになった瞬間だった。スコアはドローだが勝ちに等しい、次につながるすばらしい試合だった。

観戦に来ていたこどもたちにも感動と刺激を与えてくれたヴォルティスの選手たちに感謝したい。

J1めざしてがんばれ。


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