監督サッカー日記


2009-05-29 ヴォルティス、首位セレッソ大阪に善戦

_ 強豪セレッソ相手に、激しいプレッシャーで相手のボールを奪い、すばやくサイド攻撃からゴ−ルを奪う戦略で、時間の経過を忘れるくらい緊迫した内容のあるおもしろい試合でした。

前半は、セレッソの早いプレッシャーと個人技に苦しみパスミスが多かったが、練習どおり個人がプレッシャーをかけ続け、相手の思い通りにさせずに前半を1対1で折り返した。

1対1のボールの奪い合いは迫力があり、大変見ごたえがあった。

そして、後半立ち上がりに右サイドから崩されて1対2とリードされたが、その後セレッソは引いて1点を守りに転じた。しかし、ほとんどヴォルティスの攻めの展開となったが、なかなかセレッソの堅いDFを崩せずシュートまで持ち込めなかった。

しかし、後半ロスタイムに入った頃に、前半からレフリーの未熟なジャッジのうっぷんがたまっていた美濃部監督が、一つのファールの判定に爆発し猛抗議の末退席となり、それをきっかけ

にヴォルティスの選手がレフリーに食って掛かる場面となった。そこで倉貫主将が冷静に選手を押さえてゲームに戻った。

そして、その直後のタイムアップ寸前に、麦田の深い位置からのクロスに後半途中出場の石田がヘッドでゴールに突き刺してドローに持ち込んだ。

まさしく作戦どおりサイドからの1点であり、麦田をスタートから辛抱強く使ったことが良かったと思う。

この1点がなかったら後味の悪い試合になっていたが、決まった瞬間は大歓声とともに鳥肌が立った。

まさに選手とサポーターがひとつになった瞬間だった。スコアはドローだが勝ちに等しい、次につながるすばらしい試合だった。

観戦に来ていたこどもたちにも感動と刺激を与えてくれたヴォルティスの選手たちに感謝したい。

J1めざしてがんばれ。


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